読書記録12・『城の崎にて』、『小僧の神様』

こんにちは、雪野です。

久しぶりの読書記録ですね。

今回は志賀直哉の代表作である『城の崎にて』と『小僧の神様』です！

『城の崎にて』は、人間なら誰もが考えるであろう死とは何か、生とは何かという問いについて考えた一作です。語り手は自分の身に降りかかった事故、そして小さな生き物たちの死を見て、死について考えます。死とは偶然であり、苦しみであり、静かなもの。現代にも自殺他殺問わず、死があふれかえっていますが、作者の志賀直哉はそれを見て、死とはどのようなものだと言うでしょうか……。
一方で『小僧の神様』は短編小説で、内容も読みやすい一作でした。

前者『城の崎にて』は有名ながら、あまり内容を知っている人はいないのではないでしょうか。いきなり重いのは……という人は『小僧の神様』をどうぞ。『小僧の神様』はちょっと不思議な、特殊な話なのでぜひ読んでみてください。

どちらもオススメです。