こんにちは、雪野です。
文豪ストレイドッグスという文豪バトル作品があります。たびたびアニメ化される人気作品ですが、これを見ているとなんとなく小説が読みたくなってきます。というわけで今回も読書記録です。
今回は森鴎外の『舞姫』!
『舞姫』は森鴎外の代表作で、ドイツに留学した豊太郎とそこで出会ったエリスという少女の恋愛を描いた物語です。高校の現代文でも登場するため、多くの人が習い、その文語体に打ちのめされたのではないでしょうか。
男が出世と恋愛を天秤にかけ、一人の女性の精神が壊れていく様はまさに文学の中の文学(ほめてる)といえるほどの後味の悪さです。とはいえ、これは現代の価値観であり、時代や立場を考えるとまた違った見方になるのではないかと思います。読者の価値観、時代によって大きく姿を変え、それでも愛される重厚なストーリー。それがこの『舞姫』の魅力ですね。
最近ではこんな風にアニメとコラボしたカバーもあるのでぜひ。
それでは~。