こんにちは、雪野です。
今回は『雪国』を読んでみました!
『雪国』というと「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という冒頭部分があまりにも有名な、川端康成の代表作ですね。
ただ、私が勉強不足なのもあって、この作品から何かすごいメッセージ性のあるものとかは、あまり感じられなかったです。
ですが一方で作品世界の美しさは十分に感じました。主人公の島村と駒子、葉子というヒロイン二人の独特な関係、美しい情景描写などは、まるでドラマを見ているような気分にさせてくれます。この作品に登場するような田舎の温泉宿が現代にどれくらいあるかはわからないですが、執筆された当時の社会に思いを馳せながら旅行中に読むのも楽しいだろうなと思います。
……いろいろ読んでいると思いますが、有名な作品だからって偉そうな説教めいた話ばかりってものでもないのかも。
それでは~。