雪野のにっき

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京都観光29・京都文化博物館へ

こんにちは、雪野です。

2023年2月17日、行こうとするも臨時休館だったあの場所……

京都文化博物館

そこに今回、行ってきました!!

前回▼

northern-suomi.hatenablog.com

ゼッタイリベンジする! とずっと思ってましたので、今回無事に行くことが出来て良かったです!

京都文化博物館はその名の通り、京都の文化や歴史について紹介している博物館で、京都国立博物館京都国立近代美術館京都市京セラ美術館と共に京都ミュージアムズ・フォーの一角を担っています。

ちなみにこの建物は日本銀行京都支店!

中はこんな感じ! 明治時代に建てられたものなのでなんだか歴史ドラマのロケ地みたいですね(本物ですが)。

 

ちなみに今回、改めて行こうと思ったきっかけはこちら!

現在、開催されている特別展示『異界へのまなざし あやかしと魔よけの世界』

なんかマツコの知らない世界みたいなサブタイですね……

病気や災害などの災厄はこの世のモノではないモノたちの仕業、そう考えてきた人々の生み出した魔よけやまじないについての展示です。

昔からこういうのは大好物なので以前行くことが出来ていないのも含めてチャンスとばかりに行ってきたというわけです。

ここは撮影禁止なので、パンフレットを元に展示の一部を紹介!

餓鬼草紙。食べ物関連で悪いことをした人が死後、姿を変えられるという餓鬼の姿を描いたものです。飢えて死んだ人の霊という考え方もありますね。でもこういう風に飢えている人を解像度高く描けるっていうのはそういう人がいた時代っていうことですよね。

土蜘蛛之草子源頼光が土蜘蛛という怪物を倒した伝説を描いたものです。土蜘蛛は元々、中央に従わない地方の豪族を指した言葉で、それがいつしか妖怪という扱いになっていったのです。

百鬼夜行絵巻。私の大好きな絵巻です。物が変化した妖怪、いわゆる付喪神と呼ばれるようなモノたちがバタバタと思い思いに生き生き(?)と描かれています。これがなんで好きかというとそこに描かれているモノたちに名前がないからです。名前がない、有名でもない、それでもまさに妖怪という見た目で周りのモノたちと楽しそうにしている……そんな愉快な姿は見ているこちらも楽しくなりますよね。

鬼の念仏・座頭。鬼が僧の姿で描かれているこちら。これは悪人が善人の姿をして偽善を行う様を表しているとか。その本性が見た目に出ている……というわけですが、私は最初、別の見方をしました。

それはたとえ鬼でも善行は出来るというもの。出自や過去ではなく今、していることでその者は評価される、そんな絵だと思いました。後で調べるとそういう解釈の場合もあるとか。私はこっちの方が良いな……。

鍾馗鍾馗(しょうき)というのは中国由来の神様でこの像は魔よけです。家の屋根なんかに置いて悪いモノを寄せ付けない……鬼瓦とかシーサーとかガーゴイルみたいなものです。初めて知ったのは置いた家から悪いモノが周辺の家へと逃げる場合があって置く前に断りをいれていたという話。

他にも色々面白いものがあったので民俗学や妖怪、幽霊等に興味ある方はぜひ!

 

そして京都文化博物館にはろうじ店舗という江戸時代の京都を再現した店舗が。

食事やスイーツなどが楽しめます!

他にも前田珈琲というコーヒーショップがオススメです!

店舗に広がるコーヒーの香り、オシャレな店内、そして野外でも楽しめます。今回は時間が時間なのでアレですけどオススメです!

ちなみにここには……

京都府PRキャラクターのまゆまろ!

ヌッーとした雰囲気が可愛いまゆのキャラです。今年から文化庁が京都に移転したことをPRする旗も持っています。

 

はい、というわけで京都文化博物館でした!

ここで感動したのは常設展示の京都の歴史についての展示です! いや何を感動するんだって思いますよね。その理由はすごく個人的なことなのですが……ちょっと長くなります。

私、ここ一年ほどで色々な京都の場所を訪れましたが、それはこのブログを書き始めたからなんです。写真とそのときの思い出を日記のようにして記録しておくと時間が経ってもページを開けばすぐにそれを思い出せる、それが楽しくて「ならより一層、内容を充実させよう」と京都に行くことを決めたのです。そして京都の色々な場所を巡り色々な歴史に触れてきました。京都という都が造られ、政治の中心、貴族の文学、数多の寺社仏閣、伝統的な町人文化、幕末の動乱、疎水や学校といった今へ通じる都市開発といったことまで。そんな長大な京都の歴史をこの博物館で紹介され、なんだか今までの旅の総集編を見ているような、そんな気分になりました。もしかしてここへ以前行くことが出来なかったのは、そんな風に感じるためのフラグ回収が出来ていなかったからなのかもしれませんね(笑)。

さて、またしばらく京都観光はお休みですが、いつか再開します。来年は大河ドラマも京都ですしね。

それでは~。

 

京都観光編まとめ↓

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