こんにちは、雪野です。
今回から七条駅周辺の観光日記です!
駅から歩いてすぐ!
まずは京都国立博物館!!
京都市に、国公立の館が四つあります。
国立近代美術館、京セラ美術館、京都文化博物館、そしてここ!
京都の博物館関係施設の中でもトップクラスの、まさに国立博物館の名に恥じない場所です!!
旧本館の明治古都館と……
現在、常設展示を行っている平成知新館。
明治古都館の正面にある大きな庭には噴水と、
オーギュスト・ロダンの『考える人』が。
もちろん本物です!
館内は3フロアに分かれており、考古資料や絵画、仏像など様々なものを展示しています。
特に一階にある大量の仏像は圧巻!
ライトが絶妙に当てられていて、迫力と神々しさを感じる、素晴らしい展示です!
ちなみに私が訪れたときには「雛まつりと人形」という企画展示が行われていました。
雛人形と一口に言っても、時代や身分など様々な違いがあるもの。そして民家で使われていたものだと、どんな暮らしをしていたのか、想像するだけでも楽しいです!
続いて、三十三間堂!!
博物館のすぐ隣にあるお寺で、蓮華王院というのが正式な名前です。
その名の通り、本堂は三十三間の造り。
ただしこれは観音菩薩の姿の数だとか、諸説ありです。
また、1月に弓道の大的全国大会をしているのも有名ですね。新成人になる方が凛として射る姿はとてもカッコいいです!
さて、後白河上皇が築いたこの場所ですが、豊臣秀吉がここら一帯を派手にリメイクしたときに、今のような感じになりました。
堂内には本尊の千手観音と、左右計1000体の千手観音、本尊裏の千手観音1体、千手観音の眷属である二十八部衆と風神雷神合わせた30体の計1032体の像がズラリと並べられています。
中は撮影不可ですが、その神々しさはやはり、ぜひともこの目で一度は確かめたい、そう思わせてくれます!
ちなみに一体一体、微妙に顔つきなどに違いがあるこの千手観音×1000ですが、中に納入されているのも含めると、その数はすごいことに……
二十八部衆もとても良かったですね!
もともと四天王や七本槍など、チームになっているものが大好きな質なので、この28体と、そこに風神雷神も含めた30体のユニットは私の好みどストライクでした!
一体一体、本当に個性豊かなのでそれぞれの由来にも興味が出てきましたよ!
さて、最後は
豊国神社と方広寺!
まず豊国神社ですが、名前からなんとなくわかる通り、豊臣秀吉を祀る神社です。
境内には綺麗な秀吉の像もあります。
さて、なぜ秀吉がここで祀られているのか。
それは先ほど書いた、この地域を秀吉がリメイクしたということに由来しています。
昔々、ここ東山には大仏がありました。奈良の東大寺よりも大きいそれは、豊臣秀吉によって造られました。秀吉は死後、自身を、大仏を鎮護する存在にするよう伝えておいたので、秀吉を祀る神社がここにできたのです。
残念ながら、地震、雷、火事などで大仏は消失してしまいましたが。
そしてそんな大仏のために建てられたお寺が方広寺。
方広寺の鐘には文字が書かれているのですが、それが原因で事件が起きました。
こちらが件の鐘です。
さて、どんな事件かというとズバリ、
「方広寺鐘銘事件」!
鐘に「国家安康」「君臣豊楽」という四字が書かれていたんです。
今ではわかりやすいように該当箇所にしるしがつけられています。
どちらも祝意の言葉ですが、前者が家康の名を分断し、後者に豊臣の字が入っている、つまり家康サゲ豊臣アゲの呪詛の類いだとして、徳川幕府と豊臣家との溝が深まり、大坂の陣で豊臣は滅ぼされた、つまりこの鐘が原因だったという話です。
……まぁ呪詛とまではいかなくても、失礼な行為ではあったみたいですし、様々な説が今も言われています。
個人的にはわざと入れたというより、考えなしに入れてしまったのではないかなと思っています。
次回も同じく、歴史的な場所です!
京都観光編まとめ↓
それでは~。