雪野のにっき

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京都観光18・京都国立博物館、三十三間堂、豊国神社&方広寺へ

こんにちは、雪野です。

今回から七条駅周辺の観光日記です!

 

駅から歩いてすぐ!

まずは京都国立博物館!!

京都市に、国公立の館が四つあります。

国立近代美術館、京セラ美術館、京都文化博物館、そしてここ!

京都の博物館関係施設の中でもトップクラスの、まさに国立博物館の名に恥じない場所です!!

旧本館の明治古都館と……

現在、常設展示を行っている平成知新館。

 

明治古都館の正面にある大きな庭には噴水と、

オーギュスト・ロダンの『考える人』が。

もちろん本物です!

 

館内は3フロアに分かれており、考古資料や絵画、仏像など様々なものを展示しています。

特に一階にある大量の仏像は圧巻!

ライトが絶妙に当てられていて、迫力と神々しさを感じる、素晴らしい展示です!

 

ちなみに私が訪れたときには「雛まつりと人形」という企画展示が行われていました。

雛人形と一口に言っても、時代や身分など様々な違いがあるもの。そして民家で使われていたものだと、どんな暮らしをしていたのか、想像するだけでも楽しいです!

 

続いて、三十三間堂!!

博物館のすぐ隣にあるお寺で、蓮華王院というのが正式な名前です。

その名の通り、本堂は三十三間の造り。

ただしこれは観音菩薩の姿の数だとか、諸説ありです。

また、1月に弓道の大的全国大会をしているのも有名ですね。新成人になる方が凛として射る姿はとてもカッコいいです!

 

さて、後白河上皇が築いたこの場所ですが、豊臣秀吉がここら一帯を派手にリメイクしたときに、今のような感じになりました。

堂内には本尊の千手観音と、左右計1000体の千手観音、本尊裏の千手観音1体、千手観音の眷属である二十八部衆風神雷神合わせた30体の計1032体の像がズラリと並べられています。

中は撮影不可ですが、その神々しさはやはり、ぜひともこの目で一度は確かめたい、そう思わせてくれます!

ちなみに一体一体、微妙に顔つきなどに違いがあるこの千手観音×1000ですが、中に納入されているのも含めると、その数はすごいことに……

 

二十八部衆もとても良かったですね!

もともと四天王や七本槍など、チームになっているものが大好きな質なので、この28体と、そこに風神雷神も含めた30体のユニットは私の好みどストライクでした!

一体一体、本当に個性豊かなのでそれぞれの由来にも興味が出てきましたよ!

 

さて、最後は

豊国神社と方広寺

まず豊国神社ですが、名前からなんとなくわかる通り、豊臣秀吉を祀る神社です。

境内には綺麗な秀吉の像もあります。

 

さて、なぜ秀吉がここで祀られているのか。

それは先ほど書いた、この地域を秀吉がリメイクしたということに由来しています。

 

昔々、ここ東山には大仏がありました。奈良の東大寺よりも大きいそれは、豊臣秀吉によって造られました。秀吉は死後、自身を、大仏を鎮護する存在にするよう伝えておいたので、秀吉を祀る神社がここにできたのです。

残念ながら、地震、雷、火事などで大仏は消失してしまいましたが。

そしてそんな大仏のために建てられたお寺が方広寺

方広寺の鐘には文字が書かれているのですが、それが原因で事件が起きました。

こちらが件の鐘です。

さて、どんな事件かというとズバリ、

方広寺鐘銘事件」!

鐘に「国家安康」「君臣豊楽」という四字が書かれていたんです。

今ではわかりやすいように該当箇所にしるしがつけられています。

どちらも祝意の言葉ですが、前者が家康の名を分断し、後者に豊臣の字が入っている、つまり家康サゲ豊臣アゲの呪詛の類いだとして、徳川幕府と豊臣家との溝が深まり、大坂の陣で豊臣は滅ぼされた、つまりこの鐘が原因だったという話です。

……まぁ呪詛とまではいかなくても、失礼な行為ではあったみたいですし、様々な説が今も言われています。

個人的にはわざと入れたというより、考えなしに入れてしまったのではないかなと思っています。

 

次回も同じく、歴史的な場所です!

 

 

京都観光編まとめ↓

northern-suomi.hatenablog.com

それでは~。