雪野のにっき

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京都観光26・竹林の小径、野宮神社、落柿舎、祇王寺へ

こんにちは、雪野です。

京都観光・嵐山編、前回は天龍寺を訪れました。

さて次の目的地へはこの道を通ります!

竹林の小径!

やっぱり嵐山と聞いて思い浮かべるのは渡月橋とここでしょう! 天龍寺の北門から出ると広がるこの竹林! 昼間でも少し薄暗くて神秘的な雰囲気を感じる場所です。風が吹くと竹が揺らめいて、間から日の光がきらきらと差し込む様子はぜひ訪れて感じて欲しいですね!

ちなみに小径はこみちと読みます。

そしてそんな竹林の小径には一つの神社があります。それがこの……

野宮神社

のみやじゃないよ、ののみやだよ!

源氏物語の聖地ですね! 光源氏と別れる六条御息所のエピソードです!

元は伊勢神宮に仕える斎宮のための場所ですが、今では縁結びや安産祈願の名所として有名です。そのためか特に女性からの人気が高いなという印象。

あと注目なのは鳥居! 樹皮をつけたままなので黒く、「黒木鳥居」と呼ばれています。古いタイプの鳥居を再現したものですね。

 

さて、次は竹林の小径を抜けて少し離れたところへ。北へ向かうとだだっ広い所にポツンと一軒家が(違

それが……

落柿舎です!

松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘で、松尾芭蕉もここで嵯峨日記を書いていました。この落柿舎という名前は去来が庭の柿を売る約束をしていたところ、嵐で柿が全部落ちて売った代金を全部返したという話が由来ですね。改めて考えると地味ーな話ですね(笑)。

ちなみに落柿舎では俳句の投稿を受け付けている箱があるので、訪れた際は何か詠んでみるのも!

 

さぁ、この近くには私の一番好きなお寺があります!

落柿舎からさらに北へ向かうと長い坂道があり、そこを上ると……

祇王寺です!!

はい、別に大きな寺でも世界的に有名な寺でもありません。しかし、ここはあの平家物語に登場した祇王ゆかりの場所!

……とはいえ祇王自体もマイナーですよね。簡単に紹介します。

祇王(ぎおう)というのは平清盛に推されていた大人気アイドルです。あるとき清盛の元へ新しく仏御前(ほとけごぜん)というアイドルが売り込みに来ました。祇王の勧めもあってとりあえず仏御前の舞を見た清盛は仏御前に推し変、祇王への援助も打ち切ります。祇王は引きこもり&自死も考えますが母に止められ出家することに。その話を聞いてやって来たのが仏御前。責任を感じてなんと自分も出家をしようと一人で祇王の元を訪れたのです。祇王と仏御前は固い絆で結ばれ、ともに出家したのでした。

……もう、尊みを感じません? この利にならないのにお互いがお互いを思っている関係! 時代と権力に振り回された女の子たちの悲しいエピソード! 高校の頃に授業で習って大好きになった話です。

祇王寺はわりと静かな場所なのでそういったことに思いをはせながら見るのも良いですね。今だと紅葉も綺麗ですしオススメの場所です。

そして次の目的地は……

それでは~。

 

京都観光編まとめ↓

northern-suomi.hatenablog.com